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中村

短冊


前回の記事から少し間が空きましたが、その間に季節も進み、今まさに梅雨。でも、ブログの方は「機が熟す」で梅シリーズが一段落したと感じたので、今回は少し話が飛びます。

前回の中で私が気になった言葉は「待つ」です。「待つ」といえば七夕を待つ織姫と彦星ですね。

少々、強引でしょうか・・・「待つ」といっても、すぐには書くことが思いつかず、頭の片隅に置きながらここ数日過ごしていて、ある日、ふと街中の七夕飾りを見て「これだ!」と思いました。

七夕かざりの短冊に書かれた願い事を読むのが好きです。今日、明日にも結果が出るような具体的な願い事から、将来の夢、壮大なロマンまで、願い事のサイズ感もさまざまで、でも短冊を書いた人の思いがあふれていて、読んでいて胸がいっぱいになります。

ところが、いざ自分が書くとなると、短冊の中に書ききれる、シンプルな願い事がなかなか思いつきません。たくさん思いつくのですが、言い訳がましくなったり、願うほどのことでもない、自分の気持ち次第で実行できることだったり、いろんな前提や条件を書きたくなったり、そもそもそんなに願っていなかったり。

そういうものを削ぎ落として、自問自答して、やっとたどり着く願いごとは、「へえ、今こんなことを思ってるんだ」と自分でも意外に感じることだったりします。そして、やっぱり自分だけではどうにもならない願いなのです。

短冊に書かれる願い事はエッセンスですね。そんな人々のエッセンスが集められているから胸がいっぱいになるのかもしれません。

今回の担当は中村でした。

次回は芳野の担当です。

どうぞお楽しみに。


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