前回のタイトルから少し飛んで。昨日、お笑い番組を見て笑っている人を見て笑ってしまいました。
テレビを一緒に見ていて笑うのではなく、お腹を抱えてヒーヒー言いながら笑っている姿を見て笑ってしまったのです。そのことにまた、ちょっと愉快になりました。
そういえば、ミュージカル映画「メリーポピンズ」のワンシーンで、メリーポピンズと彼女が家庭教師をしている家の子供達が、笑いすぎて宙に浮いてしまうおじさんを助けに行くシーンがありました。ジョークを言って笑っているおじさんにつられて、子供達も笑いをこらえきれず一緒に天井近く空中に浮いて、最後はメリーポピンズも一緒にフワフワ浮きながらティータイム、というシーンです。でも、楽しいお茶の時間が終わり、みんながが帰るとなると、おじさんもさみしくなって気持ちが沈み、空中から降りてくるのでした。
楽しい、温かい、愉快な、上機嫌な気持ちも、寂しい、不安な気持ちも緊張もトゲトゲした気持ちも、お互い伝えるつもりがなくても伝わることがあります。
笑いが伝染する、もらい泣き、八つ当たりからのけんか、色々ありますね。そばにいる人がニコニコしているとその空間全体が明るくなるし、
もしかしたら、今、自分の気持ちと思っているものも、すぐそばにいる誰かの気持ちを鏡のように写しているのかもしれません。自分の気持ちであっても、他の誰かの気持ちであっても、どんな気持ちも温かく受け止めたい。もらい笑いをした楽しさをかみしめながら、そんなことを考えました。
今回の担当は中村でした。
次回の担当は芳野です。
お楽しみに。