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芳野

早春賦


寒い日が続いていますが、梅や水仙、菜の花が咲き出し、春が近いことを知らせてくれます。 この時期は「早春賦」を口ずさみたくなります。

春は名のみの 風の寒さや 谷のうぐいす 歌は思えど 時にあらずと 声もたてず 時にあらずと 声もたてず

氷融け去り 葦はつのぐむ さては時ぞと 思うあやにく 今日も昨日も 雪の空 今日も昨日も 雪の空

雪解けの嬉しさと凍るような冷たさが美しいメロディから感じられて、 こんなふうに澄んだ心でいられたらいいなぁと思うのです。

一緒に病院で働いていた頃、中村も好きだと言っていた思い出があります。

前回の「チャレンジ」を読んで、今まで出来なかったことやしようと思わなかったこと、チャレンジと思ってやっていなかったこと、などなど今までの自分の殻を破って新しい経験をしてみる楽しさが、春らしくていいなぁと思いました。

そして、あえて、今まで通りでいるチャレンジや何もしないでいるチャレンジもあるのかな、と思いました。

時にあらずと声もたてず

今日も昨日も雪の空

寒いのは苦手だなぁ。

まだもう少し、こたつで温まっていたいなぁ。

今回は、まだ春の来ない芳野の担当でした。 次回は中村です。


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