日差し
- 中村
- 2018年5月8日
- 読了時間: 2分
更新日:2022年1月11日
4月のブログを振り返ってみると「ユートピア」、「ネバーランド」、「自由」と、あまり季節に関わりのないタイトルが続きました。でも、想像力をはたらかせたり、イメージが膨らんだりする、このシリーズは、春霞のように幻想的で、実は春らしい内容だったのかもしれません。前回の「自由」では、いろいろな夢を持ちながら、その中から何を選んで実行するのかは自分次第ということで、現実世界に「着地した」感じがしました。
さて、5月になりました。外の景色を眺めると、もう新緑の季節です。草木の若葉が明るく、花がたくさん咲き、毎日見ている風景も一段と色彩豊かで鮮やかになります。日差しも強くなり、いろいろなものがくっきりはっきり、ビビッドに見えるのは気のせいでしょうか。
人はどうでしょう。新年度の変化が一段落して、ゴールデンウィークの中休みを挟んで、やっと落ち着いて平常運転になります。そうすると、これまで余裕がなくて見えなかったものが、やはりくっきり見えてくるような気がします。周囲の人との関係だったり、自分の状態だったり、目の前にある課題だったり。それらは気持ちが温かくなる発見だったり、ワクワクすることや喜びかもしれないし、少し気が重くなるものかもしれません。どんなものであれ、慌ただしさから抜けて静かな心の状態で、春の日差しに照らされるように「見えてきた」ものは大切なもののように思います。
日差しは、明るくものを照らして見えやすくするだけでなく、同時に成長を支えるものでもあります。
これから、春から夏にかけて、植物は太陽の力でどんどん生長しますが、人間も、子どもの背が伸びる季節なのだそうです。大人は身長が伸びないのでわかりにくいですが、実は大人になってもこの季節は成長の季節なのではないでしょうか。仮説にもならない思い込みですが、春の日差しを浴びていると力がわいてきて、もっと成長できそうな気がします。

大人にとって成長とは?と考え始めるとキリがなさそうですが、この時期に「見えてきた」ことに集中して取り組むことが、次の成長につながるのかもしれないな、と思いました。
今回の担当は中村でした。
次回の担当は芳野です。
お楽しみに。