「全国各地でインフルエンザが猛威を振るっています。」
こんにちは。前回の「大晦日」からひと月、いかがお過ごしでしょうか。
冒頭のフレーズは毎年のように耳にしますが、今年は特に実感があります。
「毎年大丈夫なのに予想外!」という人も、「来るぞ来るぞと思っていたらやっぱり」という人もいるかもしれませんね。
この数週間、身の回りでも「年明けにインフルエンザで寝込んだ」「家族がかかって大変」という話が飛び交っていましたし、我が家でも家族がインフルエンザになりました。
かかってしまうと、本人は身体がしんどいし、看病する人も大変。
みんなの予定も狂うし、もっと予防できたのでは?あそこに行かなければ感染しなかったのでは?と後悔や反省の思いがわいたりもする。でも、いつどこで感染したかなんて特定できないし、特定できたからといって解決するわけでなく、ただただ、療養して回復を待つしかない。ほかの人に移るのでは?と不安を抱えながら、つらい時間を過ごすことになります。
でも、実はいいこともありました。
一つは、「インフルエンザ」を話題にした、たくさんのコミュニケーション。
「インフルエンザになっちゃった!」「うちも先週親子でダウンしてた」「今週いっぱい学級閉鎖だって」「今年は新しい薬をもらったよ」「久々の40℃越え」「病院行ったら同級生が三人いた!」「ほかの家族は大丈夫?」「看病お疲れ様」「大変でしたね」「お大事に」「熱が下がると暇だよね」
情報交換をするだけでなく、愚痴をこぼしたり、ねぎらったり、心配したり。さりげないやりとりの中にも思いがこもっていて、一言交わすだけでも気持ちが軽くなる瞬間がありました。
もう一つは、ただただ「休む」ということ。
「こうなったらしょうがない、何もできない」という状態になってはじめて、あきらめて、開き直って、休める、ということもあります。何かを気にしたり、ちょっと無理をしてがんばるということはしない、というかできない。ひたすら寝て、喉が渇いたら水を飲み、汗をかいて気持ち悪かったら着替え、病気と闘っている体を感じ、向き合い、体が感じるままに休む。
しっかり休んで少し回復した時に、病気の本人も側で看病する人も「よく休んだなあ」と思えると、不思議な満足感があって、療養の期間もいい時間になるような気がします。
予防もとても大切ですが、今、体調を崩されている方がいたら、満足するぐらいただただ休んでくださいね。
今年初めの担当は中村でした。
次回の担当は芳野です。
お楽しみに。