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芳野

ホタル日和


こんにちは。

前回の「洗濯日和」から3週間ほど。いつもよりちょっと早い更新です。

近畿地方はまだ梅雨入り宣言が出ていなくて、洗濯日和が続いています。私も中村の投稿を見てから、何となくいろいろなものを洗ったり修繕したりしています。季節の花を摘んできて飾ったり、好きな香りのお香を焚いたり、自分自身のケアも心がけるようになりました。

さて、いつも月末月初の更新になっているこのブログですが、今月は書きたいことが思い浮かんだので少し早い投稿となりました。

タイトルにも書いた「ホタル」です。

私の家は自然豊かな地域にあるので、家の近所でたくさんのホタルが幻想的に飛ぶ光景を見ることができます。

ホタルは、もわっと蒸し暑く風のない曇りの夜、暗くなったばかりの時間帯に光を放って飛びます。

毎日、今日は出るかと期待しながら、ホタル日和を待っているのですが、今年は気温が低い日や風のある日が続いて、まだ数匹のホタルが飛ぶのを見ることができただけです。

私が生まれて初めてホタルを見たのは、中学生のときの林間学校で「夜のオリエンテーリング」でした。同級生達とぞろぞろと夜の田舎道をチェックポイントを通過しながら歩きました。最後の方に一面の田んぼの中を歩く道があり、そこでたくさんのホタルがぽわーっと光りながら飛ぶ光景を見たのです。

なんとも幻想的で、現実離れした世界に迷い込んだかのようでした。

感動しました。

今でも鮮明に思い出せる大切な思い出の一つです。

今になって考えると、林間学校のあの日、いくつもの偶然が重なって見ることができた奇跡的な「ホタル日和」だったということが分かります。

先生方は、中学生達にホタルを見せたくてあの企画をしたのでしょうね。

数十年経った今も心に残る感動を与えることができたのですから、大成功の林間学校でしたね。

そんなことを考えながら過ごしていると、日々の小さな感動の瞬間を探すようになりました。

刻々と変わりゆく夕焼けの朱い空、日々変わっていくの紫陽花の花の色、草を刈ったばかりの庭がみるみるうちに緑に覆い尽くされていくさま。

人との関わりもそう。時間、場所、その場の雰囲気、流れ、思いなどいくつもの偶然が重なってできた、今この時にしか経験できないもの。

忙しいときには忘れがちだけど、自分自身のケアをして余裕があるときは、ひとつひとつを心にとめて大切にしたいと思いました。

今回は芳野の担当でした。

次回は中村です。

月末になるのか月初になるのか。

「~日和」が続くのか。

お楽しみに。


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