こんにちは。
すっかり涼しくなり、紅葉の便りがちらほらと届くようになりました。
この1ヶ月は、災害のニュースで心を痛めたり、天皇陛下の「即位正殿の儀」で日本の歴史を改めて感じたり、ラグビーW杯でにわかラグビーファンになって盛り上がったりと、様々なことがありました。
個人的には、法事があって久しぶりに実家の方のお寺に行ってきました。
実家の方のお寺なので、子どもの頃から何度となく行き、お坊さんのお経を聞き、お墓参りをしてきたところです。
小さい頃は、法事なんてよくわからなくてつまらないだけでしたが、それでも何となく、本当に何となく毎回お世話になるそのお寺のお坊さんのことは好きでした。
いとこもたくさんいたので、特別かわいがってもらったというわけでもないのですが、大人同士で話をしている雰囲気やお経の声、法話などが穏やかで心落ち着く感じがしたのでしょう。
今回、久しぶりにお坊さんにお会いして、お経を上げて法話を聞かせて頂き、子どもの頃のそんな気持ちを思い出しました。
懐かしく、穏やかで温かく、心が静かに平穏になっていく感じがして、私がずっと知りたかった「心の健康」とか「幸せとはなにか」とか、その答えはこういうものなのではないかと思いました。
私は、それが知りたくて心理学を勉強してカウンセラーになろうと思いました。
仏教の道がどんな勉強や修行をするのか、詳しくは知りませんが、カウンセラーになる道ではなく、お坊さんになる道にも、私が見つけたかった答えはあったのかもしれません。
私が探していたものは、言葉にすると「安心」なのだと思います。
ただ、一言では表しきれません。複雑で「温かさ」という温度まで伴っていて、今ここでの心の状態なのだけれど、過去の記憶をも含んだ時空を超えた心の状態なのです。
前回の「気持ちを描く言葉」を読み返してみました。
自分が求める心の状態を上手く表す言葉、見つかりますか?
今回は芳野の担当でした。
次回は中村です。
お楽しみに。