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芳野

節目

こんにちは。

書こう書こうと思いながら、4月になってしまいました。

気候や感染症など心配は尽きないのに、あろうことか戦争が始まってしまって、

毎日ニュースを見ながら心が痛むばかりです。


さて、今日から新年度ですね。

皆さんは、どんな春を迎えているでしょうか。

私は、今年も変わらない春となりました。

生活も仕事も大きな変わりはなく平穏な日々を過ごしています。

3月に、卒業式、修了式を終えた勤務先の学校の同い年の養護の先生と

「ステップアップしていく子ども達を見ていると、

毎年変わらない生活が続く自分は取り残されていく気がする」というお喋りをしました。

社会人になってから、毎年春にはそんなことを感じて来たように思います。










でも、カウンセリングを続けていると、やはり節目というのは大事なのだと思います。

温かくなり始めた頃は、不思議と「気づき」のお話が多いのです。

この春も、数名の方から、そんな報告を聞きました。

ふと子供の頃の親の言葉を思い出して、自分の気持ちに気がついた、とか

他の人の話を聞いていたら、うちとは違うことに気がついて、不安の原因が分かった、などなど。

ここに至るまで、ずっとずっと心の中では様々な準備を重ねてきたのでしょう。

人は自然と節目に向かって、準備をするものなのかもしれません。

年末や年度末になると、新規のカウンセリングの申し込みが多くなるのも

節目を迎えるに当たって先に進もうとする心の動きなのだと思います。

そんなお話を聞くと、人の心はすごい力を持っているのだなぁと、感嘆させられます。


毎年、毎年、取り残されたような気持ちになる春ですが

私の心の奥でも準備は進んでいるのかもしれません。

季節を大事に、様々なことを感じながら、焦らず、日々を重ねていきたいと思います。


では。

また気まぐれに、時季が来たら書きますね。

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