こんにちは。前回の記事から時間が空いてしまいました。
11月中旬から忙しい時期が続き、芳野からも「気持ちを落ち着かせてからでよい」と言われたのをいいことに、落ち着くのを待っていました。でも、どうやら気持ちというのは待っていても落ち着くものではないようです。
気がつけば12月半ば。毎日、何かと予定や連絡が入り、次々来るそれらについて考えたり対応しているうちに、気持ちを落ち着けてゆっくり文章を書く時間を逃してしまい、今日を迎えています。
振り返ってみると、本当に身動きが取れないほど予定がぎっしり詰まっていたわけではないのに、常に頭の中をいろいろなことが占めて「空白」がなかったような日々でした。
そんな毎日を送っていた11月下旬、私は大失敗をしました。連絡もせずに約束をすっぽかしてしまったのです。急に行けなくなることや遅刻することはあっても、約束自体をすっかり忘れて連絡もしないまま相手を待たせるということは、何年ぶりでしょう。何十年ぶりかもしれません。血の気が引くのを感じながら慌てて電話したのは、約束の時間から1時間半以上経ってからでした。笑って許していただけたものの、もう、申し訳なさや情けなさ、恥ずかしさでいっぱいで、しばらく落ち込みました。
その予定はスケジュール帳には書いていませんでした。大事な用事だし忘れるわけがないと思っていたのです。でも、その約束をふと忘れてしまったことで、それほどまでに他のことが頭を占めていたのだ、というのが自分でもわかりました。
私はまず、やはりどんな予定も必ずスケジュール帳やスケジュールアプリに書いておこう、と現実的な対策を考えました。先々のことを考えすぎないように、スマホのアプリは月単位の表示から、週単位の表示に変え、毎日の予定ひとつひとつを大切にするようにしました。
すると、一時より少し余裕ができてきました。
「その予定を忘れない」以上に「時間を区切る」効果があって、際限なく考え続ける時間が減ったのだと思います。
それに、先の予定を見るだけでなく、少し前を振り返って「今週も濃かったな」「あれもこれも今月だったんだ。がんばったな」と自分を労ったりすると、時間に追われているような感覚から解放されて、自分の時間を自分で乗りこなしてると思えました。
前回の芳野の「時空を超える心」は、かつて体験した気持ちを再び感じて、時をこえて安心が広がるようなエピソードでした。今回、私の中で広がっていたのは悩みだったのですが、ちょっと引いて見たら大丈夫と思えた、そんな体験でした。
そろそろ来年のスケジュール帳に切り替える時期です。皆さんはスケジュール帳を使っていますか?私は大切な自分の時間を記すアイテムとして、いつもと違う気持ちで選んでいます。
今回の担当は中村でした。
次回の担当は芳野です。
スケジュールがかなりずれ込んだので、次回は年内か、年明けか、お楽しみに。