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芳野

信じること

こんにちは。

4月になり、新しい年度を迎えていかがお過ごしでしょうか。

毎年書いているのですが、今年も、年度替わりの節目は様々なドラマがありました。

勤務している学校の生徒達も、時季のカウンセリングでも、心はこの節目を目標に少しずつ力を溜めて芽吹いていくんだなぁと驚かされることばかりです。

改めて、「節目」って大事ですね。


さて、ここ最近のニュースでは、やはり一番盛り上がったのはWBCでしょうか。

私も開幕前から楽しみにしていて、全戦しっかりテレビで観戦しました。

たくさんの名場面があり、もうお腹いっぱい!

特に、準決勝のメキシコ戦は圧巻でしたね。

個人的には、最後の逆転二塁打の場面が心に強く残っています。

村上選手を信じた栗山監督、それに応えて殻を破ることができた村上選手。

それを支えた侍ジャパンチーム。

それぞれの思いが痛いほど伝わってきて、涙なくしては見られない名場面でした。


「信じて待つこと」と一口に言っても、それはとても大変なことだと思うのです。待つ間の苦しさ、待つことで選手をつぶしてしまうのではないかという不安。そもそも信じて大丈夫なのかという不安・・・。

「信じることができるかどうか」は、結局、自分を信じられるかということなのかもしれないと思いました。

もしダメだったら、この判断をした自分が非難されるかもしれない、自分の判断で人をつぶしてしまうかもしれない、そういった不安が信じる気持ちを遮ります。

だからその「判断」を確固たるものにできるよう知識を得、経験を積み、自分が揺らがない地盤を作ることが大事なのだと思いました。

カウンセリングの経験を重ねていくと、人の心は自然とあるべき方へ向かっていく力を持っていることを目の当たりにします。

毎年節目を迎えて羽ばたいていく心を見送ることができるように。

「信じる」とは、希望することでも期待することでもなく、そういうふうに自然に思える、ということなのではないかと思いました。

信じることが支えになる、そんなふうにカウンセラーとしての資質を高めていきたいと思います。


4月になりました。

新たな出会いがあると思います。

どんなドラマが展開していくのか、楽しみですね。


また、ご報告しますね。

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